AMED「Medical IP Desk」
医療分野の知財相談窓口
研究成果を実用化へ導くための、無料の知的財産(IP)戦略コンサルテーション。
サービスの全体像:5W2Hで掴む
Medical IP Deskは、医療分野の研究成果を社会実装へ繋げるための重要な支援サービスです。ここでは、その核心的な情報を「5W2H」の観点で、一目でわかるように整理しました。
研究成果を知財で保護・活用し、実用化・事業化を促進するため。研究の早期段階から専門家が伴走し、戦略構築を支援します。
国内の大学、研究機関、医療機関に所属する研究者や産学連携担当者など。AMEDの採択事業でなくても相談可能です。
知財コンサルタントによる無料相談。知財戦略、権利取得、契約関連の助言から、企業マッチング、セミナー講師派遣まで幅広く対応します。
平日の10時~17時(昼休み除く)。場所はオンライン(ウェブ会議)なので、全国どこからでも相談できます。
Eメールによる事前予約制。相談内容の要点を伝えて日程を調整し、原則としてウェブ会議で実施します。
無料です。費用を気にせず、研究の早い段階から専門家の助言を得られます。
戦略的価値:なぜこのサービスが重要なのか?
この相談窓口は単なるQ&Aサービスではありません。学術的な発見が事業化に至るまでの「死の谷」を乗り越え、公的研究投資のリターンを最大化するための、国家的な戦略ツールです。以下の流れ図は、本サービスが研究開発エコシステムの中で果たす役割を示しています。
具体的な支援内容:どんな相談ができる?
提供される支援は多岐にわたります。あなたの研究フェーズや課題に合わせて、どのような相談が可能か確認してみましょう。
相談事例:研究の方向性と知財化
「細胞増殖を抑制する物質Aを発見した。今後どのように研究を進め、成果を知財化するのがよいか?」
このような基礎研究の初期段階での相談に対し、専門家は事業化を見据えたロードマップ策定を支援します。どのタイミングで、どのようなデータを取得し、特許出願に踏み切るべきか、といった研究計画と知財戦略を統合するための戦略的な助言を提供します。
相談事例:強い権利の取得方法
「標的臓器に核酸医薬をデリバリーする技術を開発した。特許書類をどのような内容にすれば、強い権利を取得できるか?」
より技術的な内容に踏み込んだ相談です。将来の事業展開で競合の参入を防ぎ、ライセンス交渉を有利に進めるための「強い特許」を取得するために、特許請求の範囲(クレーム)の書き方や実施例の充実度など、具体的なアドバイスを提供します。
相談事例:知財ポートフォリオの活用
「一連の特許を取得したが、提携先が見つからない。どのように企業へアプローチすればよいか?」
この相談窓口は、AMEDが展開する実用化支援エコシステムへの入り口です。構築した知財を武器に、適切なパートナー企業を探すための「マッチング支援」や、研究成果を基にした起業を目指す「スタートアップ支援」へと繋ぎ、実用化を多角的にサポートします。
サービスの限界:この窓口は戦略アドバイザーです。特許の明細書作成や先行技術調査といった実務代行は行いません。戦略の「砥石」として活用し、実務は弁理士と連携するのが効果的です。
利用方法:3つのステップで相談開始
相談までのプロセスは非常にシンプルです。以下の手順に従って、専門家へのコンタクトを開始しましょう。事前の準備が、より有意義な相談時間を実現します。
資料の準備
研究背景、発明の概要、実験データ、想定される応用先、そして特に聞きたい質問リストなど、相談内容が分かる資料を準備します。
Eメールで予約
氏名、所属、連絡先、相談内容の要点を記載し、指定のメールアドレスへ送信します。AMED側で担当者と日程が調整されます。
ウェブ会議で相談
指定された日時にオンラインで相談を実施します。相談内容は厳格な守秘義務により保護されるため、安心して議論できます。
連絡先と公式情報
ご相談は下記連絡先までお寄せください。Eメールでのご連絡が推奨されています。
担当部署: 実用化推進部 実用化推進・知的財産支援課
Eメール: medicalip[at]amed.go.jp
電話番号: 03-6870-2237
受付時間: 平日 10:00-12:00 / 13:00-17:00
※メール送信の際は[at]を@に変換してください。